データベースに入力した日付はパソコンの設定によって和暦で表示されることがあります。フィールドの書式を設定して、必ず西暦で表示されるようにしましょう。1 [登録日]フィールドの[書式]を設定する

基本編のレッスン⓭を参考に[顧客テーブル]をデザインビューで表示しておく基本編のレッスン⓰の手順4を参考に、ナビゲーションウィンドウを閉じておく▶キーワードデータシートビュー p.420デザインビュー p.421日付/時刻型 p.421フィールド p.421レッスンで使う練習用ファイルデータ型の書式設定.accdbショートカットキーc+S·········· 上書き保存c+.·········· デザインビューからデータシートビューへの切り替え2 データシートビューを表示する和暦で表示するには日付を西暦ではなく、和暦で表示した方が便利なこともあります。日付を和暦で表示するには、次のような書式を指定しましょう。●「2016年3月5日」を 「 H28-03-05」と表示するgee-mm-dd「g」は元号を英字1文字で表したもので、「M」(明治)、「T 」(大正)、「S 」(昭和)、「H」(平成)に置き換えられます。「ee」は和暦の年に置き換えられますが、「e」が2文字のときは年は必ず2けたになります。「mm」と「dd」はそれぞれ月と日に置き換えられます。「mm」と「dd」も必ず2けたになります。●「2016年3月5日」を 「平成28年3月5日」と表示するggge年m月d日「ggg」は元号を漢字で表したもので、「平成」などに置き換えられます。「e」は和暦の年に置き換えられますが、10以下のときは先頭に0を伴わずに1けたになります。「m」と「d」は月と日に置き換えられ、この場合も10以下のとき
は、0を伴わずに必ず1けたになります。3 [登録日]フィールドを表示する[顧客テーブル]がデータシートビューで表示されたここを右にドラッグしてスクロール手順1の操作3で[登録日]の書式フィールドプロパティに入力する内容を間違えると、データシートビューに切り替えたときに[登録日]フィールドの内容が正しく表示されません。手順5で日付が正しく表示されないときは、手順1で書式に入力した「y」「m」「d」が全角文字で入力されていることがあります。その場合は、もう一度書式を設定し直しましょう。間違った場合は?4 [登録日]フィールドの幅を調整する[登録日]フィールドの幅を調整する❶ここにマウスポインター
を合わせるマウスポインターの形が変わった❷そのままダブルクリック5 入力されたデータが表示された[登録日]フィールドの幅が変更された書式は、あくまでも表示する方法を決めるためのもので、日付データの入力方法は変わりません。このレッスンの書式であれば、「16/03/01」のように西暦で入力したり、「H28/03/01」のように和暦で入力しても、すべて「2016年03月01日」と表示されます。書式を変えても入力方法は
変わらない日付が「xxxx年xx月xx日」の式で表示された[登録日]フィールドの幅が狭くて収まらないため、日付が[####]と表示されている書式は入力されたデータの表示形式を変えるもの書式とは、入力されたデータの内容を変えずに見ためだけを変えるためのものです。このレッスンのように日付の表示形式を統一したり、金額の先頭に「¥」を付けたりするときなどに使うのが一般的です。書式を指定するには「yyyy」「m」「d」などの決められた文字を使います。これらの文字は「書式文字列」と呼ばれ、データの内容は書式文字列によって整形され、表示されます。用途に合った書式を日付に設定してみましょう。