Projectのリソースの種類には、[時間単価型][数量単価型][コスト型]の3つがあります。[時間単価型]は人や設備のように使用した時間に対してコストが発生するリソースです。[数量単価型]は、材料のように使用した量に対してコストが発生するリソースです。[コスト型]は作業時間に依存しないコスト自体を表すリソースです。[コスト型]リソースの使用方法は、次ページのコラムで詳しく解説します。
リソースの種類を設定する
[タスク]タブの[表示]の[ガントチャート]の▼をクリックし、[リソースシート]をクリックする。
[リソースシート]ビューが表示される。
[リソース名]フィールドをダブルクリックする。
[リソース情報]ダイアログが開く。

[全般]タブで[種類]の▼をクリックし、リソースの種類を選択する。
[OK]をクリックする。
リソースを登録するさまざまな方法
リソースを作成するには、-から手入力する以外に、既に組織内で使われているディレクトリ情報を流用することも可能です。[リソース]タブの[挿入]の[リソースの追加]をクリックし、次の3つから選択可能です。
●  エンタープライズからチームを作成
(Project Server使用時のみ)
●  Active Directory
●  アドレス帳

リソースの種類を設定するには

リソースの種類を設定するには
[時間単価型]リソースと[数量単価型]リソースと[コスト型]リソース
[時間単価型]l数量単価型]【コスト型】、それぞれのリソースの詳しい使い方を見ていきましょう。
例として、「コンクリート基礎を作る」という5日間のタスクを加藤さんに割り当てる場合のコストの算出方法を考えます。

加藤さんは、時間当たりの単価に基づきコストが算出される時間単価型リソースです。
1  加藤さんに、[標準単価]を¥40,000/日と設定する。[標準単価]フィールドの既定の単位は時間なので、「40000/日」と入力する。

リソースの種類を設定するには
2 加藤さんに「コンクリート基礎を作る」という1日間のタスクを単位数100%で割り当てる。「コンクリート基礎を作る」タスクのコストは「¥40,000×5日間=¥200,000」と計算される。続いて、コンクリートは、リソースの単価に基づいてコストが算出される数量単価型リソースとします。

リソースの種類を設定するには

3   リソース「コンクリート」に、[数量単価型の単位]を「m3」、[標準単価]を「¥2,500」と設定する。

リソースの種類を設定するには

4   「コンクリート基礎を作る」というタスクに対して、リソース「コンクリート」の必要数「20㎡」を割り当てる。[リソースの割り当て]ダイアログで[単位数jに「20」と入力すると自動的に単位が付き、コストが「¥50,000」と計算される。

リソースの種類を設定するには

さらに、コンクリートを運ぶミキサー車は、一度の依頼に基づいてコストとして付加するコスト型リソースとします。
リソース「ミキサー車」に、リソースの種類として[コスト型]を設定する。

「コンクリート基礎を作る」というタスクに対して、リソース「ミキサー車」を割り当てる。[リソースの割り当て]ダイアログで[コスト]に「50000」と入力すると自動的に単位が付き、コストが「¥50,000」と表示される。

以上より,「コンクリート基礎を作る」タスクのコストは,(加藤さんの200,000円)十(コンクリートの50,000円)十(ミキサー車の50,000円)=300,000円と算出されました。