データベースファイルの役割を理解しようAccessでデータベースを扱うときは、データを蓄える機能(テーブル)や、データを入力するための機能(フォーム)、データを抽出するための機能(クエリ)、データを印刷
するための機能(レポート)を利用します。これらの機能を1つにまとめる役割を果たすのが、「データベースファイル」です。データの保存先や、入力フォーム、抽出などがバラバラのファイルで管理されるよりも、「データベースファイル」という1つのファイルになっている方がデータベース全体を分かりやすく管理できるのです。3

Accessでデータベースを扱うときは、まず空のデータベースファイルを作ることから始めます。データベースファイルを作成すると、Accessの画面にはナビゲーションウィンドウが表示されます。ナビゲーションウィンドウは、データベースファイルに含まれている「オブジェクト」が表示されるAccessの最も基本となるウィンドウです。以降の章では、ナビゲーションウィンドウを使ったデータベースのさまざまな操作と役割を紹介します。少しずつ覚えていきましょう。

データベースファイルの作成まず、情報の入れ物として空のデータベースファイルを作成する

20161110123013