フィールドの数が多いテーブルでは、日付などが自動で入力されるようにするとデータ入力の手間を省けます。日付が自動的に入力されるようにしてみましょう。1 [登録日]フィールドに[既定値]を設定する基本編のレッスン⓭を参考に[顧客テーブル]をデザインビューで表示しておく基本編のレッスン.の手順4を参考に、ナビゲーションウィンドウを閉じておく❶[登録日]をクリック❷[既定値]のここを[顧客テーブル]を
上書き保存するクリック❸「date()」と入力❹[上書き保存]をクリック必ず半角文字で入力する▶キーワード関数 p.419データシートビュー p.420デザインビュー p.421フィールド p.421レコード p.422レッスンで使う練習用ファイル既定値.accdbショートカットキーc+S·········· 上書き保存c+.·········· デザインビューからデータシートビューへの切り替え「date()」って何?手順1の操作3で入力する「date()」は、「組み込み関数」または「関数」と呼ばれるものです。「関数」は状況によって違う値を求めるときや、さまざまな計算をするときに使います。Date関数を使えば、現在の日付を表示できます。関数といっても数学のように難しく考える必要はありません。ここでは、「date()」と記述すると現在の日付がフィールドに表示されるということを覚えておいてください。間違った場合は?手順1の操作4で[上書き保存]ボタンをクリックしてエラーが表示されたときは、[既定値]に入力した内容が間違っています。手順1を参考にして、もう一度既定値の設定をやり直してください。2 データシートビューを表示する[登録日]フィールドに今日の日付が自動的に入力される
ことを確認するため、データシートビューを表示する❶[表示]をクリック❷[データシートビュー]をクリック自動入力された日付を編集するには自動入力された日付を変更したいときは、日付の部分をマウスでドラッグして、日付をすべて選択してから、新しい日付を入力します。3 日付が入力されることを確認する[顧客テーブル]がデータシートビューで表示された❶[登録日]が自動的に入力されていることを確認❷データを入力既定値を使えばデータの入力を省力化できるテーブルのフィールドに既定値を設定しておくと、そのフィールドにデータを入力するときに、設定された既定値の内容が自動的に入力されるようになります。このレッスンではDate関数を使って[登録日]フィールドに現在の日付が自動的に入力されるようにしました。このように既定値は、あらかじめ入力されるデータが想定できるときに使うと便利です。例えば、性別のフィールドがあり、入力しなければいけない大多数のレコードが男性の場合、既定値として「男性」を設定しておけば、データ入力の手間を省けます。

この章のまとめ

●テーブルの使い方をマスターしよう

テーブルはデータベースの最も重要な機能です。データの検索や抽出、印刷といったデータベースの操作は、すべてテーブルに入力されたデータを基に実行されます。テーブルをデザインするときは、テーブルにどのような情報を蓄積すればいいのか、そのためにはどんな名前のフィールドをどのようなデータ型で作ればいいのかを考えましょう。何も考えずにフィールドをどんどん追加していくと、不要な情報がテーブルに含まれてしまうことになります。テーブルを作るときやフィールドを追加するときは、「そのフィールドが本当に必要な情報なのか、それはどういった目的で使うのか」を考えながら作りましょう。なお、テーブルにどういったフィールドを追加するのかを考えることを「テーブルを設計する」といいます。この章で解説しているレッスンやHINT!の内容を参考にして、自分が作りたいデータベースのテーブルを設計してみましょう。テーブルのデータシートビューとデザインビュービューを切り替えながらテーブルへのデータ入力やフィールドの編集を行う練習用ファイルの[練習問題02_基本.accdb]を開いてください。[顧客テーブル]の[登録日]フィールドの右に、備考を入力するためのフィールドを作成してみましょう。●ヒント フィールド名は「備考」とし、データ型には[長いテキスト]を設定します。練習問題1で利用した[顧客テーブル]で[顧客の氏名]フィールドに入力できる文字数を10文字以内に設定して、テーブルを保存しましょう。●ヒント テーブルをデザインビューで表示して、[フィールドサイズ]を設定します。基本編のレッスン⓭を参考に[顧客テーブル]
をデザインビューで表示しておく❶「備考」と入力❷ここをクリックして[長いテキスト]を選択フィールドを作成するには、まず[顧客テーブル]をデザインビューで表示します。[登録日]フィールドの下の[フィールド名]に「備考」と入力し、[データ型]のをクリックして[長いテキスト]を選択します。フィールドの追加が完了したら、[上書き保存]ボタン( )をクリックしてテーブルの変更を保存しておきましょう。

基本編のレッスン⓭を参考に[顧客テーブル]をデザインビューで表示しておく❷[フィールドサイズ]のここをクリック❸「10」と入力[顧客の氏名]フィールドに[フィールドサイズ]を設定するには、まず[顧客テーブル]をデザインビューで表示します。[顧客の氏名]フィールドをクリックして選択し、[フィールドサイズ]に「10」と入力します。変更し終わったら、[上書き保存]ボタン( )をクリックしてテーブル
を保存しておきましょう。