各部の名称、役割実際にAccessの操作を行う前に、画面を見ておきましょう。Access 2016の画面には、リボンやタブなどのほかに「ナビゲーションウィンドウ」が表示されます。Access 2016の画面構成

Accessの画面は、大きく3つの要素で構成されています。1つ目はファイル操作のボタンや項目がある「リボン」です。リボンには、[ファイル]や[ホーム]など、機能ごとにいくつかのタブがあります。2つ目は、データベースファイルのオブジェクトが表示される「ナビゲーションウィンドウ」です。テーブルやフォームなどのオブジェクトの内容は、ナビゲーションウィンドウの右側に表示されます。リボンには、たくさんのボタンや項目がありますが、はじめからすべての機能を覚える必要はありません。本書のレッスンを進めて、使う頻度の高い機能を順番に覚えていきましょう。▶キーワードMicrosoftアカウント p.418移動ボタン p.418オブジェクト p.419クイックアクセスツールバーp.419クエリ p.419タッチモード p.420テーブル p.420ナビゲーションウィンドウ p.421フォーム p.421リボン p.422レポート p.422

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❶クイックアクセスツールバー
常に表示されているので、目的のタブが表示されていない状態でもすぐにクリックして機能を実行できる。よく使う機能のボタンも追加できる。作業中のファイル名が表示される
❷タイトルバー
データベースファイルのある場所とファイル名、ファイル形式が表示される。Access 2016のデータベースファイルは、「(Access 2007-2016ファイル形式)」と表示される。リボンには2つの
表示モードがあるリボンはマウスの操作に適した「マウスモード」とタブレットなどでタッチ操作をするのに適した「タッチモード」の2つの表示方法で切り替えができます。マウスモードでは標準のリボンやボタンが表示されますが、タッチモードに切り替えるとボタンの間隔が広がるので、タブレットで操作をしているときにボタンをタッチしやすくなります。クイックアクセスツールバーに[タッチ/マウスモードの切り替え]ボ
タンが表示されていないときは、[クイックアクセスツールバーのユーザー設定]‐[タッチ/マウスモードの切り替え]をタッチしてボタンを表示しましょう。

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❹ユーザー名
Microsoftアカウントでサインインしているユーザー名が表示される。Officeにサインインしていないときは、ユーザー名ではなく「サインイン」と表示される。

❺ナビゲーションウィンドウ
テーブル、フォーム、クエリ、レポートなどデータベースファイルのオブジェクトの一覧が表示される。

❻移動ボタン
[先頭レコード]ボタン( )や[前のレコード]ボタン( )、[次のレコード]ボタン( )、[最終レコード]ボタン( )をクリックして、表示しているレコードを切り替えられる。中央に編集中のレコード番号と合計のレコード数が表示される。

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ナビゲーションウィンドウの役割を覚えよう

Accessを使い始める前に、Accessの画面を覚えておきましょう。Accessの画面は、リボンやナビゲーションウィンドウなどで構成されています。その中でもナビゲーションウィンドウはAccessを使う上で重要なウィンドウです。テーブルやフォーム、クエリ、レポートなどのオブジェクトはナビゲーションウィンドウに表示され、そこからオブジェクトを開けます。