設定するには
[時間単価型]リソースに詳細情報を設定しましょう。ここでは、リソースを利用することができる期間と割り当ての単位を設定します。割り当ての単位とは、リソースの1日当たりの標準稼働時間のうち、割り当てられたタスクの作業に携わる割合をパーセントで表したものです。単位を50%とした場合、リソースがその期間にタスクに費やせる稼働時間の割合(単位数)は最大で50%となります。
リソースの利用可能期間と単位を設定する
1  [リソース]タブの[チームプランナー]の▼をクリックして[リソースシート]をクリックする。
[リソースシート]ビューが表示される。

2  [リソース名]フィールドをダブルクリックする。
[リソース情報]ダイアログが開く。
3 [全般]タブで[リソースの利用可能な時期]の[利用可能期間の開始日]と
[利用可能期間の終了日]に日付を入力
し、[単位]に数値を入力する。

4 [OK]をクリックする。
リソースの割り当て可能単位数
リソースの割り当て可能単位数とは、あくまでも目安であり、タスクの割り当てを制約するものではないことに注意してください。たとえば、50%の単位数のリソースに対して、100%のタスクを割り当てることができます。プロジェクトマネージャーは、リソースグラフを見て、本来の割り当て可能単位数を超えていないかどうかをチェックし、超える場合は別のリソースを追加する、またはタスクの期間を延長する等の調整を行ってください。

リソースの利用可能期間と単位を
リソースの利用可能期間と割り当て余力
リソースの利用可能期間は、複数設定できます。たとえば、及川さんが3月最終週は研修のため1週間プロジェクトの業務ができない場合、その間の単位数を0%に設定し、4月以降は100%にするといった設定が可能です。

では、単位数を0%に設定した期間の及川さんの割り当て余力(割り当て可能な単位数)を見てみましょう。ビューを分割する詳しい手順は第9章の20を参考にしてください。
1 ビューを分割し、上に[リソースシート]ビュー、下に[リソースグラフjビューを表示する。
2 [リソースシート]ビューで及川さんを選択する。
3[リソースグラフ]のグラフ部分を右クリックし、[割り当て可能単位数]をクリックする。
割り当て可能単位数の表示に切り替わる。
4ズームスライダーの[-]または[+]ボタンを使用して、3月から4月が表示されるように調整する。
及川さんの[割り当て余力]が3月の最終週は0%、4月以降は100%と確認できる。

リソースの利用可能期間と単位を

リソースの利用可能期間と単位を

リソースの利用可能期間と単位を
第1章の8のコラム「タスクの種類」で、「単位数とは、タスクに割り当てられた担当者が、そのタスクに対して割くマンパワーのこと」と説明しました。上記の手順でリソースに対して設定した単位数が、タスクに割くことができる最大のマンパワー(割り当て可能単位数の最大値)になります。