プロジェクト計画を作成し、基準計画を保存すれば、プロジェクトの計画は完成です。プロジェクトが実行プロセスに入ったら、定期的に実績情報を収集しプロジェクトに反映させ、プロジェクトの進捗状況をマネジメントするのは、プロジェクトマネージャーの大事な役割です。ここではプロジェクト計画にmm値を反映させるいくつかの手順を紹介します。 Projectは。さまざまな実績入力の方法に対応していますが、大きく分けて、達成率を使用する方法と。作業時間もしくは期間を使用する方法と、この2つを組み合わせて使用する方法の3つがあります。マネジメントするプロジェクトの要件は何かをよく考慮した上で、作業実績を反映する方法を決めてください。ここでは、達成率を使用する手順を説明します。達成率を入力する[タスク]タブの[表示]の[ガントチヤート]の▼をクリックし、[ガントヂャート(進捗管理)]をクリックする。[表示]の[データ]の[テーブル]をクリックし、[進捗管理]をクリックする。
20161108112842
20161108112856

実績入力の方法Projectで使用できる主な実績入力の方法は、次のとおりです。「実組作業時間」と「残存作業時間」「実績期間」と「残存期間」「達成率」と「残存作業時問」「達成率」と「実際の達成率」「実績開始日」と「実績終了日」ビューにこれらのフィールドが表示されていない場合は、[列の挿入]でフィールドを表示します。

達成率を入力するタスクの[達成率]フィールドをクリックする。達成率の数値を入力する(「%」は入力しない)。ガントバーの進捗バーの表示が変 わる。

20161108113143

リボンから達成率を入力する[タスク]タプの[スケジュール]の[達成率0%]~[達成率100%]の5種類のアイコンのいすれかをクリックする。[達成率]フィールドに達成率が入 力される。

20161108113324

タスク自体の進捗率を入力するにはたとえば、「レンガを100個積む」というタスクに対して、作業時間を16時間と設定します。半分の8時間を過ぎても、まだ20個しか積むことができなかったとしたら、作業時間の達
成率は50% ですがとなります。成果物を基準に、積み上がったレンガの数で進捗状況を管理したいと考えるのであれば、[実際の達成率]に成果物の達成した割合(=積み上げたレンガの数の割合)を入力します。
[Projectのオプション]ダイアログで、[詳細設定]の[次のプロジェクトの達成額オプション]で、[タスクの既定の達成額計算方法]に[実際の達成率]を設定しておくと、アーンドバリューの指標(spL、cpiなど)による進捗状況の把握が可能になります。

20161108113715

達成率と実績作業時間を別々に管理ずるには 既定では、[達成率]フィールドに数値を入力すると、リソースに割り当てられた実m作業時間]および[残存作業時間]が更新され、[作業時間の達成率]も同時に計算されます。タスクにリソースを割り当て、リソースの実績作業時間を入力して正確な稼m状況を把握したい場合、この自動計算はオフにしておく必要があります。 タスクの[達成率]と、リソースの[実績作業時間]および[残存作業時問]は、切り離してそれぞれの実績値を入力することができます。作業実績の入力を開始する前に次の設定を行います。[ファイル]タブの[オプション]をクリックする。

20161108114251

この設定を行っても、[達成率]が100%になると、そのタスクは完了したことになるので注意してください([作業時間の達成率]も100%になります)。Projectにおける達成率 Projectにおける[達成率]とは、期間に対する達成率です。1日8時間の作業で、期間が4日間のタスクにリソースを割り当てていた場合、達成率50%は2日目までの作業が完了したという意味になります。

20161108114421

[Projectのオプション]ダイアログで[スケジュール]をクリックする。[次のプロジェクトの計算オプション]で、設定対象のプロジェクトを選択する。[タスクの実績情報更新時に、リソースの実績を自動更新する]のチェックを外す。[OK]をクリックして、[Projectのオプション]ダイアログを閉じる。