このレッスンでは、デザインビューを利用して[顧客テーブル]に都道府県や郵便番号を入力するフィールドを追加し、それぞデータ型とフィールドサイズ れ入力できる文字数を設定します。1 [郵便番号]フィールドを追加する

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キーワードデータ型 p.420フィールド p.421レッスンで使う練習用ファイルデータ型とフィールドサイズ.accdbショートカットキーc+S·········· 上書き保存c+.·········· デザインビューからデータシートビューへの切り替え

2[郵便番号]フィールドのフィールドサイズを 変更する.

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文字を入力するフィールドのデータ型とは文字を入力するフィールドは、[短いテキスト]か[長いテキスト]のデータ型を設定します。[短いテキスト]には最大で255文字までを入力でき、入力可能な最大文字数の指定も可能です。[長いテキスト]の場合は約6万字までの文字を入力できます。しかし、データの検索に時間がかかるので、文字を入力するフィールドはなるべく[短いテキスト]を使用しましょう。

[郵便番号]フィールドは[短いテキスト]のデータ型でいいの?[郵便番号]フィールドは一見数値型のようですが、「0075」と入力しても、数値型では「75」という数値で扱われます。また、「102-0075」のように郵便番号には「-」(ハイフン)が入るので、[郵便番号]フィールドは[短いテキスト]が適しています。手順2で郵便番号のデータ型を[短いテキスト]以外にしてしまったときは、[データ型]のをクリックして[短いテキスト]に設定し直します。間違った場合は?

3 [都道府県]フィールドを追加する

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数値を入力するフィールドにはどのデータ型を設定するの?数値を入力するフィールドには、[数値型][通貨型][オートナンバー型]などのデータ型を使用します。金額以外の数値入力なら[数値型]、金額の
入力なら[通貨型]を設定しましょう。[オートナンバー型]は、43ページのHINT!でも紹介していますが、レコードの入力時に自動で連番の数値が入力されるデータ型です。通常はレコードが重複しないように識別するために使用します。

4 [住所]フィールドを追加する

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データ型の種類によって指定できるフィールドサイズが異なる手順2 〜手順3で設定するフィールドサイズとは、フィールドに入力できるデータの大きさを表します。例えば、[短いテキスト]のフィールドサイズは、
入力できる文字数です。[数値型]のフィールドサイズには、[整数型][長整数型][倍精度浮動小数点型]などがあります。これらは、扱える数値の上限や下限が違うのが特長です。金額以外で小数点以下の数値を入力するときは[倍精度浮動小数点型]、整数だけを入力するときは[長整数型]を使用しましょう。

6 データシートビューを表示する

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必ず入力するフィールドには値要求を設定しよう

この章で作成している[顧客テーブル]は、[顧客の氏名]フィールドに何もデータが入力されていないとデータベースとして意味がありません。[顧客の氏名]フィールドのように必ずデータを入力するフィールドには[値要求]を設定しましょう。以下の手順で[値要求]を[はい]に設定すると、特定のフィールドにデータが入力されていないときにエラーメッセージが表示されるので、データの入力漏れを防げます。

7 追加したフィールドを確認する

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8 追加したフィールドにデータを入力する

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間違った場合は?手順8や手順9で間違えてデータを入力したときは、bキーを押して文字を削除してからもう一度データを入力し直しましょう。9 続けて残りのデータを入力する

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データシートビューでデータ型を変更するにはデータシートビューでもデータ型やフィールドサイズなどを変更できます。テーブルをデータシートビューで表示してから、変更したいフィールドをクリックして選択しましょう。次に[テーブルツール]の[フィールド]タブをクリックするとデータ型を変更できます。ただし、データ型やフィールドサイズを変更すると、入力したデータが失われてしまうことがあるので気を付けましょう。

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10 入力したデータを確認する

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データ型とフィールドサイズを適切に設定しようフィールドはテーブルの基本です。フィールドには適切なデータ型とフィールドサイズを設定しましょう。例えば、4万以上の数値を入力する可能性があるフィールドなのに、32767までの数値しか入力できない整数型にしてしまったり、郵便番号のフィールドに入力できる文字数を5文字にしてしまうと、後で正しく入力できないことが分かり、フィールドを設定し直さなければいけなくなります。このようなことが起きないように、テーブルにはどのようなフィールドが必要で、それがどのようなデータ型で、どのくらいの長さにしなければいけないのかを前もって考えておきましょう。